さて、バスケットボール選手にとってストレッチは大切です。
練習前のストレッチは筋肉の柔軟性を増し関節を動かしやすくします。
練習後のストレッチは使って硬くなった筋肉をほぐし、練習疲れを早くとるのに役立ちます。
練習前後のストレッチは良いプレーをするために大切です。そしてケガを予防するにも役立ちます。 効果的にストレッチをするためにいくつか注意が必要です。
*無理をしない*
痛いほど伸ばしてはいけません。
気持ちいいからイタギモ(ちょっと痛いような気もするけど伸びてて気持ち良い)くらいまでにしましょう。
*伸ばす時間*
1箇所あたり20秒、ゆっくりと呼吸をしながら伸ばします。
*どこが伸びているか意識*
友だちやチームメイトとおしゃべりしながら・・・とか、ボーっと他のことを考えながらストレッチするより、ここを伸ばそう!とか、ここの伸びはいつもより悪いぞとか、自分の身体の様子を考えながら行います。
*いつどこでやるか*
練習の前や後に体育館内やウォームアップエリアなどで行います。
夏は暑すぎないところ、冬は寒すぎないところを選びましょう。
練習や試合の後、あまり時間がないとき、疲れが溜まっている、張りが残っていると感じるときは自宅に帰ってお風呂上りなどにゆっくり行うのも効果的です。
ストレッチ動画公開
ストレッチ講座 (股関節・太ももの前 パターン1)
ストレッチ講座 (股関節・太ももの前 パターン2)
*ストレッチ豆知識*
「ストレッチ」という言葉は、1960年頃にアメリカで発表されたスポーツ科学の論文中で使われたのが最初とされています。
(1960年 E.G.O'connel、1961年 G.A.Logan、1962年 H.A.Devrics)
その後1970年代後半よりその考え方や方法が急速に広がり始めました。 ボブ・アンダーソンの著した『STRETCHING』(1975年)が普及を大きく促進したといわれています。
ボブさんはインドのヨガや1960年代に発表されたスポーツ科学論文をヒントにしてこの本を書いたといわれています。
現在普及しているストレッチはボブさんが世界に広めたといっても過言ではないかもしれません。