2015/01/20
第4回会津若松ミニバスケットボールクリニック
クリニックレポート

1月10日(土)、11日(日)の2日間、福島県会津若松市でクリニックとメディカルチェックを行いました。毎年1月10日は「十日市」という会津地域に400年以上も前から続く伝統的な行事(初市)と重なっていましたが、200名を越す子どもたちが集まってくれました。担当コーチはさちこ(石川幸子)、キラ(池田麻美)、ビュウ(藤生喜代美)、トレーナーはキヨミ(津田清美)です。

 

2015-01-10 16.15.20
2015-01-11 13.28.06

 

【今回のスケジュール】

10日(月) 13:30~16:30 トレーナー指導、コーチ指導(基本編)
明治製菓栄養学講習会(保護者対象)
16:30〜 写真撮影・サイン会
18:30~ 懇親会
11日(日) 9:00~11:30 4〜6年生:メディカルチェック
1〜3年生:コーディネーション、ハンドリングなど
医科学講習会(指導者・保護者対象)
12:00~ 昼休憩
12:50~14:00 ストレッチ指導 コーチ指導(応用編)

 

 1日目は1〜6年生まで全員でW-upからトリプルスレット、ストップの基本動作練習を行った後、1〜3年生、4、5年生、5、6年生の3グループに分け、ビュウコーチがドリブル、キラコーチがパス、さちこコーチがパスをそれぞれローテーションで指導。中学年、高学年グループはそれぞれ80名の大所帯でしたが、コーチの指示をよく聞いてしっかり練習できました。

 2日目は福島県立医科大学と坂下厚生病院など福島県内から整形外科医・理学療法士・学生ボランティア総勢24名が集結して4年生以上のメディカルチェックが行われました。今回で3回目です。結果は子どもたちにフィードバックするとともに学会などでも発表しています。1〜3年生はW-upにバナナ鬼やしっぽ取りゲームをしながらコーディネーショントレーニングやハンドリングなどを行いました。

 また、今回は明治製菓のご協力により保護者を対象とした栄養指導も実施しました。子どもたちの体作りに家ご飯は欠かせませんよね。

 

【さちこコーチのコメント】

 4度目、そして熱心なコーチ、協会の方々、もちろん選手たちの努力でセット(トリプルスレット)の姿勢がしっかりと形になってきていると感じました。これからは、この姿勢を応用の動きの中でも自然に使えるよう指導していくことが大切だと思います。また、子どもたちの人数の多い時にはリングを使うメニューの改善が必要だと思いました。次回は工夫したいと思います。

 

【キラコーチのコメント】

 初めて参加させていただき、どの学年の子どもたちも積極的にコーチに話しかけにきてくれたのが印象的です。指導者の方々もとても熱心で、活気のある地域だなと参加人数を見て思いました。これからもバスケットボールを長く続けてくれる子どもたちが増えることを願っています。

 

【ビュウコーチのコメント】

 トレジャーリングクリニックを会津で呼んでいただき始めてから、今年で4回目となりました。
私は、そのうち3回お邪魔させてもらいました。顔を覚えている子もたくさんいて、とても嬉しかったです。
今回すばらしいと思ったことが2つありました。

  • 1 トリプルスレッドの構えの定着
  • 2 こどもたちの積極性

 これは、昨日の今日でできるものではありません。きっと、日頃から指導者の方が子どもたちに伝え、
子どもたちがバスケットを楽しめているから見られた様子だと感じました。ファンダメンタルを身に着けておければ、応用はどんどんできます。いろいろな機会に触れ、いろいろな動きに触れながら成長していってくれたらいいなと思いました。

2015/01/07
【Q&A】どうしたら、動画などのような力んでいないシュートが打てますか?
ワンポイントアドバイス

Q.シュートの時、力をどうしても入れてしまうので3ポイントや2ポイントシュートが届きません。どうしたら、動画などに映っているような力んでいないシュートが打てますか?

ペンネーム たま

A.

3ポイントも2ポイントも届かないとのことですが、まずボールの持ち方を確認してみましょう!!(ツーハンド)

①床にボールを置き、ボールの中心に握りこぶし約一つ分の間隔をあけ、そこに親指がハの字になるように手を置きます。その時に指を軽く開き、手のひらはボールにつけないようにしましょう。
(指の付け根から指先でボールを保持するイメージです)
そしてそのまま顔の前にボールをセットしてみましょう。
親指はハの字、人差し指は上を向いていると楽にボールを持つ事ができると思います

②手首はどうなっているでしょうか?
手首にシワができていたら、手首を立て肘がはっている証拠なので、指から手首、腕が一直線になるような持ち方がシワも出来ずベストだと思います。(手首にシワができると手首に負担がかかり、腱鞘炎になってしまう可能性があるので気をつけましょう)

③そのまま、まっすぐリングに向けて親指で押し出すように回転させてシュートします。その時に顔の前をボールが通るように上に押し出しましょう。そうするとフォロースルーは自然に頭の上にくるようになります。届かないからといって前のめりに打ってしまうと無理な力でボールを飛ばす事になりアーチも低くなってしまうので、きれいなシュートは入りません。そして、そのまま変なシュートフォームで身に付いてしまいます。

④シュートは腕の力だけでなく、しっかり膝の力も使って打つようにしましょう。

⑤ボールの持ち方をきちんとし、下半身(膝)と上半身(腕)の連動がうまくいくと、力まずスムーズなシュートが打てると思います。
*膝を曲げた時に顔の前にボールをセット
*ジャンプと同時にボールをリングにまっすぐ飛ばす。

基本的なボールの持ち方やセットの仕方の説明をさせてもらいましたが、シュートの仕方は人それぞれだと思います。
ワンハンドの人、ツーハンドの人、もしくは、その中間の人もいます。まずは余計な力を入れないボールの持ち方で打てるシュートフォームを見つけて、ゴール下から少しずつ距離をのばし、自信がついたら3ポイントまで距離をのばして練習してみてください。

 

回答者:ひらり